法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   2・26事件[政]1936.2.26

2・26事件[政]1936.2.26

2・26事件[政]1936.2.26

   皇道派青年将校によるクーデター.北一輝の影響をうけた陸軍部内の皇道派青年将校は,統制派と対立を深め,武力による国内改造を企図した.この日早朝,村中孝次・磯部孝一ら1400余人は〈昭和維新〉〈尊皇討奸〉をスローガンに,内大臣斎藤実,高橋是清蔵相,渡辺錠太郎教育総監らを殺害,陸軍省・参謀本部・国会・首相官邸などを占拠,上層部に国家改造の断行を要請した.これに対し,陸軍当局は戒厳令をしき,海軍・政財界の決起不支持をみて,29日弾圧に転じた.軍ファシストによる最後のクーデター事件であり,以後統制派の勢力がつよまった.〔参〕林茂ほか編《2.26事件秘録》1971.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ