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反産運動[経]1933.10.4

反産運動[経]1933.10.4

   産業組合の業務拡大に対する商人の反対運動.昭和恐慌以降,中小商工業者の経営危機がすすむが,その最中,政府の支援のもと1932年に始まった産業組合拡充5ヵ年計画が発展したため,農村の商人の没落が速められたことが原因であった.米穀商,肥料商を中心に蚕糸業,醤油醸造業,文具商,製粉商,搾乳業,医者,理髪業など産業組合の購買・販売・生産事業と競合するさまざまな業者が,全日本商権擁護聯盟に結集した.主な要求は営業税免除・低利資金供与など産業組合に対する国家的保護・特典を廃止または制限することであった.〔参〕産業組合史刊行会《産業組合発達史4》1956.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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