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滝川事件[政]1933.4.22

滝川事件[政]1933.4.22

   滝川幸辰教授追放をはかる文部省(文相鳩山一郎)とこれに反対する京大法学部教授団・学生の,学問の自由・大学の自治をめぐる抗争事件.文部省は,1932年12月以来滝川教授の講演や著書《刑法読本》をとりあげ非難してきたが,この日滝川の辞職または休職を要求した.法学部教授団は反対を表明し,小西重直総長も処分拒否を回答,学生も反対運動を起こした.5月26日,文部省は滝川教授休職を発令,法学部教授団は全教官39人の辞表を提出した.学生の運動は全国に拡がり,7月1日大学自由擁護聯盟を結成した.文部省は7月11日硬派6教授のみの辞表を受理し,教授団は分裂,敗北した.〔参〕滝川事件東大編集委員会《私の滝川事件》1985.《京都帝国大学学生運動史》1984.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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