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独,総選挙[国]1930.9.14

独,総選挙[国]1930.9.14

   ブリューニング政府が財政赤字補填法案の不成立から実施した総選挙で,共和国の政治勢力の大幅な変動をもたらした.ナチ党は議席数を12から107へと大躍進し(得票率18.3%),一挙にSPDに次ぐ第2党となり,KPDも議席を伸ばした.これに対し中道・保守の諸政党は,中央党を除き軒並み敗北した.ナチの勝利は,同党の巧みな宣伝力と行動力が都市と農村の中間層を引きつけたためといわれる.この結果,議会を通じての統治はますます困難になった.〔参〕平島健司《ワイマール共和国の崩壊》1991.⇒1933[国]1.30.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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