法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   大阪電灯争議[労]1921.4.28

大阪電灯争議[労]1921.4.28

大阪電灯争議[労]1921.4.28

   関西における団体交渉権獲得運動の皮切りとなった争議.電業員組合は団体交渉権承認などを要求して闘争に入ったが,成果を得られないままに妥結しようとしたため友愛会大阪聯合会が闘争を引きつぎ,激しい闘争の末,名目上は団体交渉を会社に認めさせた.この運動はさらに藤永田造船所争議,住友大阪3社争議などに引きつがれ激しい闘争が展開されたが,妥結内容がしだいに(1)組合加入の自由,(2)工場委員制度の採用にかえられていった.争議後は活動家が大量に解雇され,大阪電灯の団体交渉権承認も事実上否定されて,いずれも組合排除を意図した工場委員制度に組みかえられた.〔参〕福本茂雄〈総同盟大阪連合会と労働委員会〉(大阪百年史紀要2号)




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ