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友愛会創立5周年大会[労]1917.4.6

友愛会創立5周年大会[労]1917.4.6

   友愛会がその転機に際して開いた同会初の本格的な大会.会員関与のストの続発,使用者による抑圧強化という深刻な事態に直面した鈴木文治会長は,会員に自重を呼びかける一方,労働組合にむけての漸進的な組織改革を決意した.大会で改正された会則は,同会を各種同職団体の総連合とうたい,年次大会開催を規定するなど,組織の構成・運営などを改めた.本大会から支部提出の議案も活発に論議されるようになった.鈴木会長の主導に変化はないが,民主的な組織運営への第一歩となった.しかし,最終日の渋沢栄一が招待した園遊会に,会員とその家族9千人が参加.初期友愛会の特徴はなお存続していた.〔参〕松尾尊兊《大正デモクラシーの研究》1966.⇒1912[労]8.20,1917[労]5.15,1917[労]10.15,1918[労]4.3.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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