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鐘紡設立[経]1888.5.21

鐘紡設立[経]1888.5.21

   東京綿商社は,洋糸の輸入に対抗するために,紡績業への進出を企図し,1888年4月16日に府下南葛飾郡隅田村の鐘ヶ淵に綿糸製造所を設立した.これが鐘紡の発祥である.農商務省技師谷口直貞を監督(工事監督は辰野金吾)に隅田川畔3万坪の敷地にプラット社製リング紡績機3万錘を輸入,750馬力蒸気機関2台を据えた.製品糸質は精良,当初純益をあげたが,’90年不況に遭遇し,結局三井銀行からの助力を仰ぐこととなった.〔参〕絹川太一《本邦綿絲紡績史》4巻,1939.⇒1886[経]〈この年〉.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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