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人身売買の禁止[文]1872.11.2

人身売買の禁止[文]1872.11.2

   人身売買は徳川時代から建前として禁止されていたが,娼妓などについては年季奉公や養女の名目で行われていた.この点をマリア=ルース号事件(清国人苦力を奴隷であるとしてペルー船から解放した事件)の際,外国から指摘された政府は急速,人身売買を厳禁し,〈娼妓芸妓等年季奉公人いっさい解放致すべく〉と命ずる太政官布告を出した.布告はまた一般年季奉公については1年,職人などの従弟奉公は7年以下とすることも命令した.〔参〕牧英正《雇用の歴史》1977.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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