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会津藩農民一揆[社]1868.11.16

会津藩農民一揆[社]1868.11.16

   会津地方の戦乱と不作,支配権力の交代という状況を背景に,大沼郡農民は年貢・小作料の減免を要求して勝利したが,維新政府の介入で質物・質地の無償返還要求は撤回した.しかし,河沼・北会津郡などで,村役人の交代と特権廃止を求めて打ちこわしがおこり,さらに,南会津郡下郷では,村役人改選,質物・借金の年賦償還,質地返還などの〈世直し〉が取り決められ,伊南では,小作料・借金の利子免除要求などが決められた.また,会津藩領の東蒲原郡でも徳政が要求された.この騒動で旧村役人は退役したが,翌年から維新政府による再登用が始まり,村落での対立が再燃した.〔参〕庄司吉之助《世直し一揆の研究》1970.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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