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羽州村山郡兵蔵騒動[社]1866.9.3

羽州村山郡兵蔵騒動[社]1866.9.3

   1866年出羽国村山郡で起きた世直し一揆.諸物価,とくに米価高騰が原因で,9月3日松前藩領沢渡村組頭与左衛門家がまず打ちこわされた.一揆勢は半プロレタリア層を主体に,村々に動員強制をかけて勢力を増し,各地で金銭や米の〈ほどこし〉,米の安売りを強要し,年貢関係帳簿類を破棄しつつ,4日には山間部から平野部に進出したが,勢力が弱体化して解散した.兵蔵騒動の名は,在町東根出身の博徒平蔵が指導者の1人だったことによる.〔参〕佐々木潤之介編《村方騒動と世直し・上》1972.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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