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IV 定期刊行物 2.戦後の機関紙誌

(1)労働組合関係機関紙誌(日本)

 労働組合機関紙誌の収集は,大原研究所の中心事業の一つで,毎年研究所が編集・刊行する『日本労働年鑑』におけるデータ収集という観点からも,大変重要な意味を持つ。利用にあたっては,「戦後・新聞」「戦後・労組機関誌」「戦後組合文芸誌」の各検索カードを用いる。これらの分類は,鉱業,金属,化学,繊維,公務など,産業別となっている。

 タイトル数は,700余り,『全労連ニュース』『労働』(総同盟)や,『総評新聞』『同盟新聞』『中立労連』『新産別』をはじめナショナル・センターの機関紙や,『鉄鋼労連』『電機労連』『私鉄総連』など主要な全国単産の中央機関紙を中心に収集されている。また,『WEEKLYれんごう』(連合)や『統一労組懇』月刊『連合』『れんごう政策資料』『友愛情報』(友愛会)など,労働戦線統一問題の歴史を知るうえでの必読といえる資料も豊富である。

 また,その数は多くはないが,地区労・県評といった地方組織の機関紙も十数タイトル含まれている。さらに,八幡製鉄所労働組合の『熱風』,全国金属プリンス自工支部(現全金日産自動車支部)の『全金プリンス』,東武交通労組の『東武組合新聞』など,いわゆる単組の段階の機関紙も若干所蔵されている。

 また,機関誌のほうもタイトル数は約400あり,『月刊総評』『総評調査時報』や『同盟』『連合』『IMF-JC』,また『自治労通信』,『教育評論』(日教組),『ゼンセンコンパス』(ゼンセン同盟),『金属機械労働資料』(全国金属),『あけぼの』(全電通),『国労文化』,『オルグ手帖』(全たばこ),『損保調査時報』(全損保),『国公労調査時報』(国公労連),『建設一般・学習』(建設一般全日自労),『月刊むーぶ』(運輸一般)など主要組合のものは収集されている。
 組合自身の機関紙誌とは別に,太平洋炭礦労組の『響土』,三菱美唄炭礦労組文学会の『炭炎』,雄別炭鉱労組の『火山脈』など1950年代後半の鉱業の単組,あるいは1946~49年の金属産業の単組を中心とした単組レベルの労働組合誌も収集されている。いずれの産業のものも,ほぼ1946~49年ないし1950年代のもので,創刊号など数号を収集している場合が多いとはいえ,タイトル数は約450を数える。

 さらに,ICFTU日本加盟組合連絡協議会の『自由労連通信』,ITF(国際運輸労連)の『ITFニュース』やCI(国際コミュニケーション労連)の『CIニュース』など,国際労働組合組織関係の刊行物もある。主要労働組合の機関紙誌は,ナショナル・センターと全国単産の場合はほとんど継続的に収集している(縮刷版を含む)が,地区労・県評や単組レベルのものについては,必ずしもそうではない。

(浅見和彦・遊座圭子)

『大原社会問題研究所雑誌』No.494・495(2000年1・2月)、創立80周年記念号より

更新日:2014年12月22日

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